個人セッション

怒りの感情を表出する

2025.07.18

本当に辛い人生だと感情を押し込んでしまう
怒りが出てきてどうしたらいいかわからない
やっと出たね！
黄金に輝く憤りのエネルギー
怒っていい、さびしかったって言っていい
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本当に辛い人生だと感情を押し込んでしまう

シータヒーリング®️は感情や感覚についてお聞きしていくことが多いです。それは、感情と感覚はDNAや細胞に記憶されて、時代を超えて持ち越されるからです。肉体があるから感情や感覚がある、とも言えると思います。
個人セッションをしていると、本当にこの方はよく生きていたな、と思うような大変な経験を、それも子どもの頃から耐えていた方が少なくないことに驚かされます。
そんな方にどうやって寄り添い、ヒーリングすることができるのか、わたしには分からないので創造主にお願いしてヒーリングをしてもらうのがシータヒーリング®️です。

わたしのクライアントさんの例で言うと、過酷な環境といっても色々で、身体的な暴力や、極度の貧困など分かりやすい例でない場合が多く、外からは普通の家庭で育って、学校も行かせてもらったと見える場合がほとんどです。
あまりに苦しいと、「さびしい」「辛い」「痛い」「しんどい」「悲しい」「ムカつく」などの感情を自分を守るために麻痺させてしまうのだと思います。
「その時はどんな感情でしたか？」とお聞きしても状況の説明ばかりになって、感情の話にならない場合が少なくありません。
（これは特に辛い環境を耐えてきたサバイバーでなくても感情がわからない方はとても多いです）

ある方は、ネガティブ感情もあまり感じないけれど、嬉しい、楽しい、というポジティブな感情にも大きく心が動かない、とおっしゃっておりました。

怒りが出てきてどうしたらいいかわからない

最近、そのような困難な幼少期から青春期を生き延びて、ご自身の人生を手に入れておられるサバイバーの方が複数人セッションを受けてくださいました。
それが、どの方も、「怒りの感情が出てきて、自分でどうしたらいいかわからない」とおっしゃっておりました。怒り放出のエネルギーが太陽フレアだか、磁気嵐と一緒に来てるのでしょうか？と思ったほどです。
定期的に個人セッションを受けてくださるクライアントさんにセッションをしていて、セッションの時間切れになった頃に「んじゃどうしたらいいって言うのよ！！」ってな感じで感情を爆発させました。

やっと出たね！

ご本人が一番驚いたと思います。セラピストに感情をぶちまけるなんて！非難してるみたい！
いや、いいんです。セラピストはエゴが後生大事に抱えているソレを袋を突いて穴を開けて表に出すのが仕事ですから。
シータヒーラーはクライアントさんの話しを聞いて、ヒーリングの糸口を探りながら、エネルギーを観察しています。エネルギーが変わった瞬間、それはご本人本来のエネルギーなのか、不純な物なのか？不純なものなら「それは〇〇さんのものじゃないですよね」と創造主の光に返すし、ご本人のエネルギーだったら、それがご本人が否定的な感情だと思っているものでも、「おめでとう！」という感じでそこから本来のご本人に、不純なものを取り除いて、本来のその方のエネルギーへと置き換えていきます。

黄金に輝く憤りのエネルギー

その方が発散されたエネルギーは、本当にキラキラに輝く黄金のエネルギーで、とても力強いものでした。
ご本人は驚いてしまって、泣いておられ、オンラインでのセッションですから、ハグして背中をポンポンしてあげられないのがもどかしい程にお辛そうになさっていましたが、恐れでも、悲しみでもない、生命力に溢れる健康な憤りのエネルギーだったので、それをそのままお伝えしました。ともあれ、夜も遅くなったし、延長よりは後日ここからセッションをスタートする方がいいと判断して、「今夜はよくお休みくださいね」とお伝えしてセッションを締めました。

怒っていい、さびしかったって言っていい

それが出来る人にはそんな事当たり前じゃないか？って思うけれど、人前どころか、自分自身にさえも他者への怒りの感情を認め、表出することができない人がいます。
「さびしい」って言えなかった人がずっと気持ちを押し込めたまま大人になってしまった人がいらっしゃいます。そんな方が感情を表に出すと、押し込まれていたから、圧が高まっているのか、ちょっと小爆発みたいになります。それは自然なことだと思います。でも、その小爆発さえ起こさないでいたら、いずれは自分を大きく破壊してしまうような病気や人生のつまづきのような出来事となるかもしれません。それが例え怒りの爆発だったとしても、やっと表に出てきた押し込められた感情はものすごい生命力に溢れた美しいエネルギーです。

結局、その後のセッションでは、その方はシータヒーラーではないのに、ご自身でそのような過酷な環境を経験した意味と、ご自身の未来リーディングまでなさり、この環境で学んでいることもご自身で見つけられました。ご自身でハイヤーセルフにつながって、高い視線からご自身の人生を眺められたのです。
自分で見たもの、自分でわかったものはもう最強です。もう「知っている」になるからです。
ヒーラーは、過去の辛い出来事を完了させて、学びを再定着させ、その方がもっと明るい未来へと行けるように感覚感情のダウンロードを追加して、未来リーディングをしてセッション終了となりました。

この方は何度もセッションを受けてくださって、やっと怒りの感情が「健全に」出せるようになってお困りだったタイミングでのセッションだったので、感情を押し込めて、それに無自覚でいる人が数回のセッションでここまでなるかどうかは、個人差があるんじゃないかと思いますが、それまでに対人関係やプライベートでかなりの変化をされているのだから、怒りの感情を表出させる、というのは理想の彼を手に入れる以上に難易度が高い事なんだなぁ、と教えられました。

パートナーや信頼できる友達って、ご本人が心の奥底と向き合うための応援団としてやってきてるのかもしれません。
このようなヒーリングの個人セッションを重ねるって、意味があるんだなぁ。
ヒーリングをやっているわたしは「今回、これで良かったのかな？」といつも自問するのですが、「とても軽くなる感覚がある」と仰っていただいたことも、大きな励みになりました。
どなた様もお幸せに、ご自身の人生を生きられますように。
微力ながらお手伝いさせていただきます。